蓄積された光老化の影響力を、左右のシワの深さの違いで知る
カサつく肌を鏡に映しながら、『私って年ねぇ』とつぶやきますが、『紫外線の当たり過ぎだから』という方はいません。
でも、残念なことに年齢による肌老化より紫外線が与える肌老化の方が、グッーンと高いのです。
炎天下の夏に外出すると、肌荒れやガサガサになるのは、温度高いからとか、日焼けしたからと多くの人は考えてきました。
実はそれだけではなく、目に見えない波長が肌を乾燥させたり、肌荒れや時にはゆらぎやすい過敏な状態にしていました。
その名は、紫外線。
3つ波長を使い分けて、地球に降り注いでいます。
ご存知、uva,uvb,uvcです。
紫外 線は肌表面を乾燥させるのみにあらず
人に影響を及ぼす波長はuvaとuvbです。
肌乾燥や肌荒れを引き起こすのは波長の短いuvb派で、ほうれい線やしみ、シワの原因になるのはuva派と言われています。
uvaは、細胞そのものにダメージを与え、肌を内側から支えている土台部分を減らしていきます。
同時に、年をとることで、肌水分も保湿力も弱まっていきます。乾いた肌に、蓄積した紫外線のダメージがさらにのしかかり、徐々に肌がたるんでしまうのですね。
どんなに体の外から中からと、紫外線から保護する対策を講じても、紫外線を浴びない対策を講じなくては、穴のあいたバケツ同様に、肌水分は減少しつづけます。
同一人物の左右の肌老化の違いに唖然
ラロッシュポゼの講習会の時に見た、女教師の写真が印象的でした。
教師は、ほとんど生徒の方に向かって授業を行いますので、窓側の顔は常に同じ方向でした。
毎日、何年も、授業を続けるうちに、窓際の顔の半分にシワが深く刻まれほうれい線も浮き彫りになった写真です。シミもありました。
肌に与える光老化は、加齢によるもの以上に老けて見えると、その写真を見ながら思ったものです。
紫外線は、日焼けして赤くなったり、黒くなったりと直ぐに症状が出るわけではないので、ついつい甘く見がちですよね。でも、一度変形した土台(肌の真皮層の組織)を元に戻すのは、難しいでしょ。
ラロッシュポゼのものではありませんが、紫外線の肌ダメージの影響力が分かる写真を見つけました。(http://gigazine.net/news/20120606-darkside-of-sunshine/)
次回は、紫外線から保護の方法について書きます。
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