先週は、半袖の人もいたのに急に冷え込んで、ここ2~3日でコートを出されたかたも多いようです。暖房器具を出された方も多いのではないでしょうか?
通常は徐々に気温が下がり、湿度も徐々に下がっていくのですが、今年の急激な気候の変化は肌に言いわけはありません。肌の乾燥対策のために、肌にもコートが必要ってこと忘れていませんか?
通常、寒くなると人間の体は、体を温めようとして血流量をアップさせます。しかし、気温の変化に体が追いつくことが出来ずに、毎年9月23日秋分の日当たりが肌が敏感肌になるといわれています。
しかし、今年は温かい日が続いたために、体は血流量を上げる準備をまだしていません。ただでさえ、気候の変化に人間の体は遅れがちなのに、急激に冷やされたため体も、肌も大変なことになっているのです。
さらに、空気の乾燥も加わり、準備されていなかった肌は乾燥し過敏になっています。
外の冷たい空気にあたると肌がピリピリしていませんか?化粧水や乳液を充分付けているはずなのに、肌がカサカサして、肌にくすみが出てきていませんか?
それは、肌が、水分を欲しいと悲鳴を上げているのです。
肌のバリア機能が低下している場合も多く、そのままにしておくと、さらに乾燥が進み、大きな肌トラブルに繋がります。
肌のバリア機能とは、顔の皮膚の一番外側にある角質層のことを言います。顔の角層は、14~15層に重なり合ってできています。その厚みは、0.02mmmのサランラップほどの薄さしかありません。
この角質層がバリアとなって、肌の水分の蒸散を防ぎ、外部刺激から保護しています。角質細胞はレンガのようにきっちりと積み重なっていますが、その間を細胞間脂質(セラミド)という、うるおい成分で満たされています。
肌の乾燥対策は、この角質の乱れを防ぐことと、セラミドが絶えず角質層を満たしているかどうかにかかってきているのです。
潤っている角質層の状態
肌色のだ円形が角層で、その間を埋める水色が細胞間脂質のセラミド。
角層の隙間がセラミドで満ちるとは肌は健康
乾燥している角質層の状態
セラミドが抜けると、角層もはがれやすく薄くなる。
すると外部刺激が侵入しやすく、肌内部からも水分が蒸散
肌の乾燥へのお手入れの方法は、下記のようなことがあげられます。
関連情報
(1) 肌のバリア機能低下をアップさせる
(2) 肌に水分を吸い上げるコスメを選ぶ
(3) 誤った水分補給を行わない