人間の肌を作り替えられる時間は、睡眠中ですので、睡眠が不足している方は肌の新陳代謝が上手くいかず、美肌を保つことができません。ダイエットも睡眠時間と深く関係しているのです。
確かに、体感的に睡眠不足の時は、なんとなくお腹がすいた気になるって感じていませんでしたか? 私は感じていました(苦笑)。
フランスの国立衛生医学研究所の研究や、アメリカの栄養士会で、睡眠不足が食欲増進に繋がるその理由を解明して発表しています。
それは、睡眠時間がホルモンと関係しているということです。
人間の体が、消耗している時は、レプチンという食欲を抑制するホルモンが減少し、グレリンという食欲を増進させるホルモンが上昇するそうです。
体力が減退しているのを、人間の体は助けるために、体に栄養を送り込み蓄積させようするために、自分の意思にかかわらずこのように作用するのです。
・レプチン ・・・ 脂肪細胞から分泌され、脂肪の生成を抑制
・グレリン ・・・ 胃から分泌され、食欲を増進
具体的には、睡眠時間を4時間のみを2日繰り返した睡眠不足の状態では、食欲を抑制するホルモンである「レプチン」が18%減少し、食欲を増進させるホルモン「グレリン」が28%増加します。
これにより睡眠不足によって空腹感が23~24%増え、1日に食べる量が350~500キロカロリー分増えるそうです。
実際、アメリカの大学における研究で、睡眠時間が少ない子どもが過体重または、肥満になる確率は、十分睡眠を取っている子どもと比較して、92%高くなることが明らかになっているのです。
ちなみに気になる理想的な睡眠時間ですが、5歳未満は11時間以上、5歳以上10歳未満は10時間以上、10歳以上は9時間以上とのです。
(現実、大人は難しいかもしれません。)
忙しくて、睡眠時間がとれないという方は、満腹感を満たすためにカロリーをコントロールした栄養バランスの良い食事を心がけることが大切です。
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