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ヒアルロン酸は天然の保湿成分として、コラーゲン同様、最近注目を浴びている成分の一つです。皮膚の真皮のなかで弾力を保つ役割をしているのは、エラスチンとコラーゲンですが、コラーゲンとコラーゲンの隙間を埋めるように真皮を支えているのがムコ多糖類と呼ばれるものです。ムコ多糖類は、ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸、デルマタン酸などからつくられています。これらの中から、人間の水分を保つ上で大きな働きをもっているのがヒアルロン酸であることが判明しました。
ヒアルロン酸そのものは栄養素ではありませんが、栄養素や酵素を運ぶ上で重要な役割を持っています。いわば潤滑剤のような役割を果たしているのです。人間の体のなかでヒアルロン酸が多く含まれている部位は、関節や皮膚、脳、心臓弁、動脈、精子、卵子などです。
そのヒアルロン酸は、1グラムで6000ccもの保水力を発揮すると言われるほどで、肌のみずみずしさを保つためにコラーゲンと並んで重要です。しかし、問題は年齢とともにヒアルロン酸が減少してしまうと言う点です。先にあげたヒアルロン酸を多く含む関節、皮膚、脳などの部位は老化現象が早く現れる部位だとも言われており、ヒアルロン酸の現象と老化の関係が研究されつつあります。
ヒアルロン酸が最も多いのは胎児のときで、加齢とともに体内比率が減少してしまいますので、これをいかに維持するかがポイントです。ニワトリのトサカやフカヒレ、豚骨などにはヒアルロン酸が含まれていますが、加熱によって成分が壊れることが多いと言われます。
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