夏の強い紫外線を浴びた髪は痛んでいるのか、秋になるとゴワゴワになっています。
ついつい、CMの風になびく髪の画像が頭をよぎり、シャンプーを変えて見ますと、2~3日は、指通りはよくサラサラで、髪もまとまりやすく、ニッコリ。
しかし、1週間、2週間と経つと、ダンダンもとの髪の質感に戻ってしまうのです。
コーティング剤が髪を包んでいるだけ、髪時代が元気が良いわけではありません。
この現象はシャンプーなどの洗髪剤にシリコンが配合されているからと、言われています。シリコンンも色々な種類があり、サラサラ感が持続しないので、別のシャンプーを利用するとまた、最初はサラサラ快適な気分を味わえますが、時間がたてば同じです。
シリコンは、市販のほとんどのシャンプーやコンディショナーには、含まれていて、成分表示としてはこんなところ。
・ ジメチコン
・ ジメチコンコポリオール
・ フェニルトリメチコン
・ シクロメチコン
・ コポリマー(アミノエチルアミノプロビルメチコン)シリカ
・ アモジメチコンシロキ
シリコンは髪のたんぱく質を変性させる働きがあり、髪の天然のコーティング剤であるキューティクルを剥がしてしまうと言われています。シリコンで髪をつるつるにするより、髪が傷んでいく方が早いのです。しかも、蓄積されたシリコンは均一に髪を覆ってくれませんので、髪の表面はボコボコになり、使いはじめに感じたサラサラ感はありません。
美容院では、シリコン入りの洗髪剤で洗っている髪には、パーマ剤やヘアカラー剤が定着しないので、シリコンを落とす洗髪剤を使用するところもあるといいます。
シリコンは、地肌にも蓄積され毛穴を詰まらせる原因になります。
頭皮からでる皮脂が行き場を失い、地肌がベタベタしたり、髪の健康的な成長を妨げたりして、フゲや抜け毛に発展してしまう恐れもあります。
色々な種類のシリコンを使って、使い始めの一時だけモデルさんのようなサラサラ感を満喫するのか、艶やサラサラ感はないけど、髪が健康で元気でいる方を望むのかを、そろそろ考えなくてはと、思う次第であります。