広告 

洗顔石けんを使用した後、ツッパリ感があるものと、そうではなく潤いが保たれてしっとりしているものと2種類あることを、ご存知ですか?
洗顔石けん

 

つっぱり感は、pHに関係している

どちらにも、キチンとした理由があって作られていますが、洗顔後につっぱる石鹸について説明します。
石鹸はもともとアルカリ性で出来ています。
肌は、弱酸性です。

肌のバリア機能といわれている角質細胞も、肌の潤い成分といわれているものも弱酸性なのです。
弱酸性は、肌を引き締める収斂作用があるために、外からの刺激を遮断しています。

しかも、酸性には、殺菌力もあります。

一方、石鹸のアルカリ性は逆で、引き締まった肌を柔らかくし、汚れを封じ込めていた毛穴などの肌を開く働きをしているのです。
バリア機能を緩和させ、肌に詰まっている汚れを取るには、石鹸のアルカリ性はもっとも適しています。

もし、石けんが酸性であると、肌の角質層などの細胞に収斂作用が働き、強固に閉じられるので、外からの洗浄成分を入りにくくします。汚れが落ちにくくなるのですね。

スポンサードリンク

洗顔後の肌のツッパリ感は、肌がアルカリ性に傾くためです。
肌は、酸性に戻そうとしますが、この力を酸化能(アルカリ中和能)といって、肌の活性化させて肌代謝を促進する能力です。通常は、30分くらいでツッパリ感はなくなります。

酸化能は、肌そのものがもっているパワーであり、体の筋肉のように使用しなければ衰えてしまいます。
肌の筋肉が力をつけることにより、肌の代謝はよくなり、くすみがちな肌を活性化させることができます。肌トラブルの予防にもなるのです。
酸化能を強化すれば、ハツラツ、ハリのある肌に繋がります。

 

日本の温泉はアルカリ性がほとんど

実は、アルカリ性と肌の関係は、日本の温泉に見ることができます。
温泉はほとんどが、アルカリ性で、「名湯」とか、「美人湯」と呼ばれる温泉は、アルカリ性、強アルカリ性なのです。

なかには、化粧品いらずとか、若返り湯とかキャッチフレーズを使っているところもありますが、そう言われる根拠には、アルカリ中和能のことも含まれています。

勿論、アルカリ性の温泉に入って、肌トラブルが起きたという話は聞きませんね。
肌そのものが持っている力や機能を、認めてあげることで、健康で美しい肌を手に入れてくださいね。

スポンサードリンク