夏場のような強い紫外線を気にしなくてよくなったと安心して、冬の髪をさわってみたらなんとパサパサの状態です。
ヘアケア剤を最近変えていなのに、おかしいと思ったらこれからの私の話を聞いてください。
冬の湿度の低下は肌だけの問題ではないということを忘れてはいませんか?
冬の湿度の低下が、髪の毛の水分も奪い、髪の毛同士が摩擦することにより、静電気を起こし、髪のパサつきや・枝毛・切れ毛を起こしています。
それは、静電気が、髪の毛のキューティクルを剥がしてしまうからです。
一般に髪の毛が細い方が、静電気を溜め易いようです。
ブラッシングの際、髪の乾燥が気になるからといって、髪を水で濡らすのはもっての他です。ムースやツヤ出しスプレーをブラシにつけて軽く髪をとかすと、静電気が起こりにくくなります。
シャンプー剤は、アミノ酸系の洗浄力の弱いものがおすすめ。トリートメントは、保湿成分の入った流さないタイプのものか、通常のものを使用するのであれば、今までの使用量の1.5倍の量でたっぷり潤わせてください。
服同士の摩擦によって起きた静電気も、髪に集まりやすいとされています。静電気を帯電しやすいとされている、ウール、ナイロン、レーヨンを避け、帯電しにくいアクリルやポリエステルや絹などの着用がよいですね。
マイナスイオンを周りに置くことで、静電気の発生が抑えられます。
マイナスイオンを増やすには、室内に観葉植物を置いたり、加湿器を置いたりといったことが考えられます。
逆にパソコンなどの電磁波を発生する電化製品は要注意ですよ。
また、頭皮も皮膚の一部で、お肌の乾燥が気になるように実は頭皮も悲鳴を上げています。
乾燥した頭皮からは、健康な髪が生えてこないので、潤いがない毛なり、静電気が起こしやすい髪になっています。
頭皮の乾燥を防ぐシャンプーや泥パックを、お手入れに加えてみてください。
頭皮や髪の栄養状態をよくするということから、食べ物に気を配るのもいいですね。意外と、キャベツが健康な毛髪をつくるといわれています。食べる目安は、1日約2枚、生で摂取すると、効果的であるといわれているようです。
また、鉄分が、髪のパサつき・切れ毛を防止するという調査結果があります。鉄分を多く含む食べ物は、干しえび・レバー・キクラゲ・がんもどきなどです。
冬場の浴室はどうしも寒いので、短時間でシャンプーを済ませるためにすすぎがおろそかになっていたり、熱いお湯を使用しがちです。
シャンプーのポイントはすすぎが1番です。38~40度のぬるいお湯で、1分30秒から2分くらいかけで、シャンプー前にすすぎます。シャワーを使わない時は、洗面器で3回くらいお湯を取換えてすすいでください。
洗い方は、指の腹で、頭皮を指圧するような気持ちで、生え際(下)から頭頂部(上)に向かって洗うようにします。
洗髪後の自然乾燥は、髪が傷むのでNGですよ。タオルでごしごしこするのも、キューティクルが傷むのでNGです。
髪は熱さを感じないので、早く乾燥させようとして、ドライヤーが熱くなりがちですが、吹き出し口は髪から20センチ以上、離して使用します。温風と冷風を交互に切り替えながら、すばやく乾燥させてください。
できれば、80度以上、温度が上がらない低温ドライヤーの使用をおすすめします。
低温トリートメントドライヤー