フケとは、新陳代謝により頭皮の角質細胞が 剥がれ落ちたものですので、フケがあるからといってすぐに 薄毛になるわけではありません。 |
女性の場合は、おしゃれにこだわる方は、ヘアクリーム、ワックス、ヘアスプレーといった複数のヘアケア剤を併用している方が多いようです。これらのヘアケア剤を落とし、髪本来の汚れを落とそうと執拗に洗髪することで、頭皮の潤いを奪ってしまい乾燥したフケが多量にでることがあります。皮脂の分泌が少なく、少し引っかくとサラサラとした粉ようなフケが出る場合は、乾性のフケです。
フケが出始めると、不潔なのかと思いさらに洗髪に勢力を注ごうとしますが、フケが乾燥していたら、まず頭皮に潤いを与えてください。刺激が少なく、洗浄力が強すぎないシャンプー(アミノ酸系の育毛シャンプー)で洗髪するのが最も効果的であり、洗髪後は育毛剤か美容液で潤いを補給するといいでしょう。
乾燥性の細かいフケが発生し毛穴から毛包を埋め尽くすため、毛髪の生長が妨げられます。進行すると痒みが強くなることもあります。 さらに、進行すると毛が抜け始め、粃糠性脱毛症と繋がっていくのです。
乾性のフケとは逆に、脂性のフケというものがあります。一般的に女性よりは、皮脂の分泌量が多い男性によくみられますが、簡単に落ちないで指にこびりつくような湿ったフケです。
皮脂の分泌過剰は、体質による場合もありますが、ホルモンのアンバランス・自律神経の失調が引き金となっている場合もあります。ストレスを溜めない生活習慣の見直しが必要です。
対処法は・清潔なタオルで汗を拭き取り、汗を溜めないようにしてください。毎晩、洗髪して頭皮を清潔に保つようにすることが大切です。
脂性の場合は、フケが毛穴に残ることで発毛を阻害することになるので、注意してください。また、フケが微生物のえさになり、炎症を起こす脂漏性脱毛症に繋がる危険性もあります。
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