肌は体調を映す鏡であると同時に、頭皮も体調を映す鏡です。頭皮の場合、いままで毛髪が生えていたところが、薄くなり、外見も明確になるので、多くの人は抜け毛に敏感です。
睡眠不足や不規則な生活習慣は、頭皮の血液循環が悪くしますし、胃腸の調子が悪い人も、血液に腸の毒素が入り頭皮へ栄養がいきわたりにくくなります。便秘になると腸内に腐敗した便などの毒素が溜まり、これらの毒素は血液を通して体中に流れます。体に悪い血液が、頭皮にも悪いわけがありません。
腸内環境を整えるために、繊維質の多い食べ物をとり、悪玉細菌になりやすいと言われている肉類・乳製品・脂肪の食べ過ぎに注意をしましょう。乳酸菌などの発酵食品は、腸内の悪玉菌を活性化させ、栄養吸収を確実にします。乳酸菌を含む食品は、漬物やヨーグルトなどです。
1日1回は、運動をすることを意識して時間が無い場合でも、駅を一駅多く歩くなどしてみるといいと思います。
腸はストレスを受けやすい器官です。ストレスを溜めな生活も大切ですね。
また、無理なダイエットをすると、栄養が偏るうえ、精神的にもストレスが溜まり脱毛へと繋がっていきます。女性の薄毛、ハゲの原因が、ダイエットによるものだったということも少なくありません。
ダイエットをする場合、頭皮への栄養まで気を配りながらは、難しいと感じている方は、糖尿病の食事療法が参考になります。
一度に摂取カロリーを落とさず、肉や脂肪を全て排除するのではなくバランス良く、3食とり、焦らないことがコツのようです。
毛染めや脱色も、薄毛・脱毛の原因となります。洗顔しても落ちないように染める毛染めは、白髪で憂うつな気分を一掃してくれます。しかし、毛染め後の頭皮の状態を顕微鏡で見ると、毛母細胞や毛乳頭まで染められているそうです。
脱色の場合は、もし薬剤が毛根に侵入すれば毛母細胞を破壊し、毛髪の成長を止めてしまいます。
子供を産んだ後、大量に脱毛するケースもあり、子供に栄養をとられたことと、妊娠後期に大量に出ていた女性ホルモンの分泌が、急激に減少することが原因のようです。
インフルエンザなどで高熱が出た後、体力が消耗して毛が抜けることがあります。
肩こりや、歯の治療などが、脱毛の原因になることもあります。
限度を超えたお酒の飲みすぎ、喫煙、活性酸素、紫外線、誤ったヘアケアの方法など、脱毛の原因は沢山あります。
頭皮も人間の体の一部です。体や皮膚に害のあるものは、当然頭皮にも害があることを認識することを心がけたいですね。
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