9月28日(火)の魔女たちの22時見ましたか?
まっまさか、あのシルヴェスター・スタローンが出演するなんて思いもよりませんでしたよね。
新作『エクスペンダブルズ』のPRのために来日したこともあったのでしょうが、64歳のシルヴェスター・スタローンは、まだまだ現役です。
シルヴェスター・スタローン生い立ち
このアメリカのビックスター、シルヴェスター・スタローン生い立ちを昨日、魔女達で放送されました。
1946年に生まれたシルヴェスター・スタローンは、生まれたときの医療ミスで顔面左の神経に傷がつき、言語障害がありました。
子供の頃は苛めにあい、愛嬌が無かったため両親も弟ばかりを可愛がり次第に引きこもりがちになっていきました。
父親に身体を鍛えておくと将来役に立つと、お手製のバーベルをプレゼントされ日夜トレーニングを積んだそうです。
さらに、両親の離婚をきっかけに素行が悪くなり、退学した学校は14校にもなっていたようです。
大学も金銭的に続けられなくなり中退、その後長い極貧生活を送りながら、俳優のオーディションを受けること50回以上です。
言語障害があることから、いきなり俳優は無理と考えたスタローンは、映画のシナリオである脚本を書き始めましたが、映画会社からは相手にされませんでした。
自らの手でデビューを勝ち取った方法とは
29歳の時、世界ヘビー級タイトルマッチ「モハメド・アリ対チャック・ウェプナー」の試合を観戦して感動し、3日で書き上げた脚本を映画会社に売り込んだのです。
映画会社は、その脚本を7万5千ドルという破格の値を付けたものの、製作の条件として「主演にポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、アル・パチーノといった有名スターを起用する」ことを挙げて譲らなかったそうです。
「貧乏とはうまく付き合うことが出来る」スタローンもまた脚本料に固執せず、自分が主演を兼任することに徹底的に拘ります。双方の長きに亘る交渉の末、下記のような条件をとりつけました。
- ギャランティーに関しては、監督は普段の半分
- スタローンは俳優組合が定める最低金額
- プロデューサーはなし
- 制作費はテレビシリーズ1本分(約100万ドル)
- 36万ドルまで高騰した脚本料を2万ドルに減額
このような条件の下で製作が開始されました。
ロッキー1のモデルは
その後、映画化され、300億円を超える大ヒット!さらにアカデミー賞、最優秀作品賞を受賞!!
俳優として成功したスタローンは、極貧生活から一転して成功をつかむという、まさに「アメリカン•ドリーム」を手に入れということです。
この脚本を書くきっかけになった試合に出場したウェプナーは、スタローン同様繰り返す転職の中で日銭を、稼いでいました。
誰が見ても勝ち目がないウェプナーでしたが、予想外の善戦を展開したのです。
試合はアリが勝利したものの、ウェプナーの繰り出したパンチがアリのわき腹を直撃しダウンを奪い、対戦後に「二度と対戦したくない」と言わしめたそうです。
ウェプナーとスタローン自身が重なり、多くの人が感動した『ロッキー1』が出来たのですね。