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角質層に含まれている水分が、乾燥から守っていた

保湿に対する考え方が進化してきています。
今までは、肌の乾燥を「油分でフタをし肌の水分が逃げないようにする」ということで、油性のクリームやオイルを塗ってきました。肌の表面に油性の膜を張ることで、肌の水分蒸発を防ごうとしたのです。
葉のしずく

 

油性クリームの弱点

油性クリームやオイルが、肌の上で酸化して、くすみや肌荒れの原因になることも分かってきています。

皮脂が肌を乾燥から守っていると長年信じられてきたので、「油分でフタ」という発想が生まれましたが、皮脂は肌の水分維持にあまり貢献していないことが、最近の科学的解析でも判明されてきました。

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確かに、保湿は「肌の水分が蒸発しないように守ること」です。健康な角質層は、30%以上の水分を含み、それが30%以下になると乾燥肌といい、15%以下になるとツッパリ感がでてきます。
空気中の湿度が下がってくると、肌から水分が蒸発しようとする現状が起こり、そこで30%以下にならないように、水分をつなぎとめる働きをしている物質が角質層の中にあります。
セラミドなどの角質細胞間脂質です。

 

セラミドは角質層の水分保持に不可欠

「年をとると、肌に脂っけがなくなってカサカサになる」などとよく言いますが、年齢とともに肌が乾燥するのは、皮脂が減るためでなく、セラミドが減るためです。
肌が乾燥する場合、まずクリームやオイルで油分を補おうとする人が多いようです。それは間違いではありませんが、それだけでは不十分です。
水分をつなぎとめる成分(保湿成分)を与えることが大切です。

クリームやオイルなどの油分を、つける前にセラミドやヒアルロン酸配合の美容液で、充分肌の水分を満たしてあげましょう。
オイル成分を顔につけ過ぎて、ニキビなどのトラブルを招かないように注意も必要です。

さらに、あまり保湿効果は高くないものの、セラミドよりも安価で、子供からお年寄りまで安心してつけられるのは、天然保湿因子(NMF)も加えれば保湿対策は充分です。

【関連情報】 一瞬のうちに肌に浸透したセラミド効果とは

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