これが本当なら、一石二鳥ってことよ
地球温暖化の影響でしょうか?
エチゼンクラゲが大量に発生して、漁業を妨害している被害は数十年前からニュースで言われていることでした。エチゼンクラゲは、毒をもっていて、クラゲと一緒に捕らえられた、本来の漁獲の目的となる魚介類の商品価値を下げてしまうのです。漁網を破るなど深刻な被害を及ぼしています。
1958年には、エチゼンクラゲが津軽海峡まで漂い、時節柄浮遊機雷と誤認されて青函連絡船が運行停止になったこともありました。
高浜原子力発電所2号機の取水口に大量に来襲。取水口の防塵(ぼうじん)装置4台のうち2台が停止し、出力を低下させるなどの原発への悪影響も出ているそうです。
関西電力は6日、この厄介者のクラゲを医薬品や化粧品に利用するための開発するプロジェクトを立ち上げました。クラゲから有効成分のコラーゲンを取り出し、原料のハイドロゲル材(ゼリー状物質)に加工するのです。これは、けがの患部にはり付ける創傷被覆材やにきび予防の美容マスクなどの材料となります。まさにく、エチゼンクラゲの有効活用です。
コラーゲンの保湿効果とキトサンの抗菌効果を併せ持つハイドロゲル材の開発が待たれます。
一方、オゾン層の破壊から紫外線のUV-Bが地上に降り注ぐ量が増えたことから、美容業界のみ止まることなく、紫外線対策の声を聞くようになりました。紫外線が、体内の活性酸素を増加させ体を酸化させていき、肌への老化が進みます。「肌への老化対策にはコラーゲンが良い」ということから、飲料メーカー、菓子メーカーなどがコラーゲンの供給に乗り出しています。
クラゲは供給過剰、コラーゲンは需要の増加が見込めるということで、これを渡りに船というのかもしれません。聞くところによると、市場にあふれるコラーゲンは、天然でないものが多いようです。クラゲのコラーゲンが良質であるかどうかまだ明らかにされていませんが、天然のコラーゲンが市場に増えるでしょう。
実は、単純な私はこのニュースを見て喜んだのですが、貴方はどう思われますかな?
【20100907 美容に医薬にエチゼンクラゲ 厄介ものを有効利用 関電が開発着手 ニュースより】
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