シミと言えばすぐに日焼けを頭に浮かべますが、意外と乾燥によるシミの方が、今の女子には多いんじゃないかと思います。
顔の表面にある、すこしべた付く皮脂は皮脂膜といって、紫外線を守る働きをしています。
メイクを落とす時の、クレンジングがメイクと一緒に皮脂まで落としてしまうこともあります。クレンジングの中に配合されている、石油由来の添加剤も、肌に負担をかけて乾燥させます。
乾燥した肌は、紫外線を侵入させやすくする
肌が乾燥するとどうしてシミになるのでしょう？
カサカサに乾いた肌は、糊が劣化して乾いたために、剥げる壁紙のような状態です。
肌を隙間なく敷きつめている、角質細胞が剥がれ落ちていきます。
剥げたところから紫外線が差し込み、肌水分は外気に奪われますます乾燥していきます。
乾燥すると角質細胞が剥がれ落ちで、紫外線を防ぐことができなくなるのです。
そして、しみへ進行していきます。
紫外線が直接差し込むということ以外に、外部の刺激は思いのほか様々。
直接つける化粧品も、肌への刺激の一つとなります。
乾燥した空気も、細菌も、弱くなったバリア機能を難なく通過して、肌を攻撃します。
潤いつづけている肌が、外部刺激を守っています。
外部刺激が、しみの素であるメラニン色素生成の指令を出す原因になるのです。
乾燥した肌は、ターンオーバーを狂わせる
また、カサカサに乾いた肌は、こびり付いて古い角質が剥がれ落ちてくれません。
シミの元のメラニン色素は、常に肌に存在しているのですが、新しく作られる肌によって、押しだされています。
排出されずに、居残ったメラニン色素の塊がシミとなります。
新しく肌が作られる周期をターンオーバと言いますが、ターンオーバーを健康な状態に戻すためには、乾燥肌を改善することです。
排出されることなく溜まってしまった角質を、先ずは取り除きます。
ピーリング石鹸や角質ローションなどで、少しづつ剥がして行くのが良いですね。
ボロボロになった角質層も直ぐには戻りませんので、外気の刺激の侵入を遮断するような保湿成分で、肌内部の水分蒸発を防ぎます。
肌内部が、潤っていることで肌再生は促進されますので、保水力が持続する化粧品で補うと良いでしょう。
ターンオーバーが行われるところは、真皮層といわれる肌奥の部分です。
真皮層のほとんどは、コラーゲン線維で占められています。コラーゲンを補うために食事やサプリメントに、配慮するのも良い方法です。
特に年をとると、真皮層の組織は衰えて来ます。コラーゲン、エラスチン、プロテオグリカン、ヒアルロン酸などが、真皮層を構成する成分です。
血行が悪い人も、ターンオーバーを狂わせます。
肌を作るために必要な栄養や酸素が、運ばれにくくなるからです。巡りが悪くなる原因として、肌に溜まった毒素が排出されないと言うこともあります。リンパマッサージやフェイシャルエクササイズなどで、時々、顔のコリをほぐしてあげると、違ってきます。
最近では、巡りを助ける酵素ドリンクや、代謝促進のサプリメントなどもでています。
乾燥によるシミ対策は、実は、根が深いのです。
でも、化粧品で角質層を健康に保たなければ、後のケアは何をやっても意味がありません。
まずは、スキンケアで保湿対策を充分に行うことから始めます。
皮膚科医が考えたシミ対策用のスキンケア、アンプルールのラグジュアリは、洗顔・保湿・美白とバランスよく考えられていると思います。
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