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 「しわに効く化粧品はありますか?」とい聞かれたら、まず頭に浮かぶのはレチノイドです。
 ただ、抗シワ剤と言われるレチノイド、他にも、レチノールとかレチノイン酸とかいろんな言葉が飛び交っているけど、イマイチ区分けが付きにくくありませんか?
 レチノイドは、ビタミンAの総称です。レチノイドと聞いたら、ビタミンAのことって考えればいいわけですね。
 

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ビタミンA
或いはレチノイド
レチノール ヒト血液中のビタミンAは、ほとんどがレチノール
レチノイン酸 ホルモンの一種
日本での製造販売は認可されていない
レチナール タンパク質であるオプシンと結合して
ロドプシン(視紅)となり,
視覚において光を受容する働きをする

 レチノールは、人のビタミンA(レチノイド)の大部分を占めている成分だったのですね。
 
 レチノールは、シミやシワに効くと評判である1番の理由は、肌の乾燥のみに働きかけるのではなく、肌の細胞に直接働きかける作用があるからです。
 実は、レチノールの前に米国でレチノイン酸配合の、シワ対策化粧品が発売されました。
 レチノイン酸は、ホルモンの一種で、表皮の細胞分裂を促しターンオーバーを正常化する働きがあります。古い角質が剥がされることで、肌の状態はみずみずしくなります。
 また、表皮だけでなく、肌の奥にある真皮の細胞にも働きかけコラーゲンを増やす作用もあります。コラーゲンは、ハリや弾力を保つ繊維ですので、増殖させることにより肌のハリが回復し、シワが改善されるのです。
 レチノイン酸は、光老化によって、ダマ上になったエラスチンも解消します。
 角質剥離と同時に、皮脂の分泌も抑える効果もありニキビ治療薬としても米国では使われているようです。
 しかし、レチノイン酸は、上記の表のとおり、日本では製造販売が認可されていません。
 自家調合している医師に処方してもらう以外に、入手は困難なレチノイン酸ですが、皮がむけるなどの副作用も多いために、適量を医師が見定めることも必要となっています。
 レチノイン酸は、厚生労働省で認められなかったものの、米国の動きに触発されてレチノールを配合した化粧品が、ブームになったのは事実です。
 レチノールは、肌に塗ると一部レチノイン酸に変化し、表皮細胞の増殖を促します。レチノイン酸とは、異なり肌の奥の真皮には作用しませんが、表皮の厚みが増すために小ジワに効果があります。さらに、弱い角質剥離効果で、保水力の強い下の層が表に出て、肌の潤いが増します。
 効果が大きく期待が大きいレチノール化粧品ですが、デリケートで副作用などの注意が必要です。使用を検討されている方は、レチノール使用の注意点を作成しました。

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