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エストロゲンの分泌量は、体調に影響されます。無理なダイエットなど体に負担がかかたり、体調が悪いと、子供を産むのに適さないと脳が判断して分泌を減らします。
エストロゲンは脂肪の中で代謝されます。体脂肪率が20%以下もしくは30%以上の場合は、どちらもエストロゲン代謝に異常をきたします。つまり、太り過ぎでもやせ過ぎでも、エストロゲンは分泌されないということです。
生理のある女性の80%以上が、月経前症候群(PMS)といわれています。月経前症候群(PMS)とは、生理前に、胸のはり・腰痛・肩こり・むくみ・便秘・下痢・頭痛・吹き出物・眠気・疲労感などの身体の変化や、イライラ・憂鬱・過食・無気力・集中力低下など心の変化の波が起こることをいいます。
これは、生理中、生理後、生理前の、エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が変化することによります。エストロゲンは、肌にプラスの影響を与えるばかりか、体の様々な機能を円滑に働かせている役割を持っているからです。プロゲステロンは、肌にマイナスの影響を与えます。
生理中は、エストロゲンもプロゲステロンも分泌量が少なく、肌はどちらの影響も受けないで安定しています。生理後は、排卵日までは、エストロゲンの分泌量が増えるので、肌が潤って柔らかになり、ニキビも出来にくい状態となります。生理前(排卵後)は、プロゲステロンの分泌量が多くなり、肌は不安定な状態になります。顔がむくんだり、ほてったり、ニキビができたりと、トラブルが起こりやすくなります。そして、その影響は、体にも現れ多くの女性を悩ませているのです。
エストロゲンが減少するのであれば、外から摂取すればいいという考え方もありますし、実際そういう治療を行っているところもあります。エストロゲンを安易に摂取すると、乳腺や子宮内膜が腫れるといった副作用も認められています。長期摂取し続けると、乳がんや子宮がんの発生をもたらす可能性もあるのです。
そこで、「擬似ホルモン」と呼ばれる、エストロゲンと同じ働きをする「大豆」を摂取するのが、改善の一つの方法かもしれません。エストロゲンとよく似た作用をするのは、「大豆イソフラボン」です。「大豆イソフラボン」は、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌低下を補います。
エストロゲンと似た作用のする女性ホルモン様作用のものを食品であげるなら、納豆、豆腐、豆乳などです。摂取する量のめやすとしては、1日に豆乳1パック(200ml)、納豆1パック(約50g)、もしくは納豆半丁くらいのいずれかをとれば、イソフラボンの量としては充分です。また、当帰という漢方薬の成分も、女性ホルモン様作用があることが知られています。
有酸素運動の代表格である「ジョギング」は、心肺機能が上がるにつれエストロゲンの分泌が盛んになるといわれています。
エストロゲンを維持するためには、月並みですが、規則正しい生活、充分な睡眠、バランスの良い食生活を心掛けることが一番なのです。
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