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 思春期になると、男性ホルモンや女性ホルモンが分泌されます。男性ホルモンは皮脂腺を刺激し活発化させる働きをしますが、思春期は男女問わずこの男性ホルモンの分泌が活発化し、女の子であっても男性ホルモンの分泌が活発になり多く分泌されることが判明しています。
 皮脂腺からの皮脂の分泌が過剰になると、皮脂の毛穴の角質層が厚くなります。皮脂の過剰分泌によって狭くなった毛穴は目詰まりを起こしやすくなり、これが白ニキビの原因となります。
 この白ニキビにアクネ菌がとりつくと毛嚢の部分が炎症を起こし、膿などもできて赤く腫れた赤ニキビになってしまいます。
 年齢を重ねるうちに男性ホルモンの分泌量もすくなくなり、皮脂線から分泌される皮脂の量もすくなくなっていきますので、年齢とともにニキビは改善されていきます。
 しかし、この男性ホルモンの働きが特に強いと、ニキビの症状が酷くなり、ニキビ跡が残ってしまう人もいます。
 無意識にかきむしってニキビが潰れたり、わざわざニキビを潰す方もいますが、ニキビをつぶすということは、大きな危険が伴います。ニキビをつぶすことで、毛穴が傷んでしまい、毛穴から雑菌が入り跡が残る場合があるからです。
 確かにニキビを潰して治す方法もありますが、この場合は、初期のニキビ「白ニキビ」の場合のみです。
 ニキビが出来た場合は、出来るだけ刺激をさけ、触らないで置くのが1番いいようです。
 この時期は、皮脂が増えてくるので、とにかく石けんでよく洗い、肌を清潔保つことが必要になってきます。夏は1日2回くらいシャワーに入った方がいいでしょう。ニキビが気になる場合は、1日3回洗顔し、洗顔後は何もつけないことが大切です。ニキビがある場合は、乾燥が気になる大人の世代と同じ油性の物をつけても悪化するだけです。
 
 よく、チョコレートやアーモンドを食べるとニキビが出来やすくなると聞きますが、食べ物によってもニキビは大きく影響します。ビタミン類には肌を正常に整える役割があり、ニキビを予防する効果があります。ビタミン類以外にも食物繊維が含まれたものを摂ることで便秘などを防ぐことができ、ニキビの予防にもなります。
 どうやら、欧米化した食生活を送るようになったことが、ニキビを悩む人の増加につながったようです。
 また、睡眠もニキビに影響します。睡眠不足が続くとニキビやニキビ跡の治療が遅れることに注意してください。ストレスもしかりです。ストレスは自律神経と密接な関係がありますので、ホルモンのバランスを崩して肌トラブルの原因となるのです。規則正しい生活と、ストレスを溜めないで、ストレスと上手に向きあって生活するようにしてくださいね。

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