広告 

私たちがブラシをかけたり、整髪料を付けたりして、毎日のお手入れで触れている髪の毛は、それ以上成長することはありません。

皮膚から外部にでている毛髪のことを、『毛幹』と呼びますが、毛幹は角質化した死んだ細胞でできています。だから、一度傷めた髪が、再び元に戻ることはないのですね。

毛髪が日々伸びているのは、皮膚に埋まっている部分『毛包』と言いますが、この毛包の中に毛髪が伸びる仕組みを持っています。この毛包を取り出し、他の皮膚に移植すると、そこから毛が生えてきます。こうした移植手術は実際行われているのです。

毛包はタケノコのような構造になっていて、毛包の中心から竹が伸びるように毛幹が伸びていきます。元気な髪の毛を抜いてみると、毛の先に白い透き通った袋状のものがついています。

この白い袋状の中に毛包があり、髪の毛を成長させる仕組みを持っているのです。この白い袋状のものを毛根と言い、頭の皮膚の毛細血管から栄養を吸い取り、髪の毛を作っています。

皮膚の内部にある毛根部分の細胞は生きていますので、髪の毛は伸び続けますが、皮膚の外に出た髪は毛幹となり、死んだ細胞となるのです。

スポンサードリンク

皮膚には、適度な脂が必要で、これを供給しているのが皮膚にある皮脂線と呼ばれるものです。頭皮は皮脂線が多く、皮脂が溜まり過ぎて細菌が繁殖したり、フケが出たり、べたべた肌になったりといった症状が起きます。この多すぎる皮脂によって、かゆみが出て強く掻くことで、頭皮に傷がつき細菌が繁殖して皮膚炎をおこしたりします。また湿疹をおこすこともあり、いずれにしても、毛髪の成長に悪い影響を与えるのです。

フケ自体も脱毛の原因になります。フケが毛穴をふさいで、やはり毛根の働きを鈍らせます。これは、『粃糠(ひこう)性脱毛症』と呼ばれるものです。

脂性の人が、特に清潔にして頭がかゆくなる前にシャンプーを心がけなくてはいけないのは、毛根の成長を妨げる可能性があるからなのです。

【外部関連情報】
薄毛で髪型で困った方のための育毛剤
【サイト内関連情報】
頭皮も肌の一員
ストレスをためると、何故薄毛になるのか?
男性ホルモンが何故薄毛の原因なのか?
頭皮は体調を映す鏡
フケが、何故薄毛の原因なのか?
薄毛にならないための食事方法

スポンサードリンク